両槻会(ふたつきかい)は、飛鳥が好きならどなたでも参加出来る隔月の定例会です。 手作りの講演会・勉強会・ウォーキングなどの企画満載です。参加者募集中♪



































 両槻会は、飛鳥好きの方なら参加に制限はありません。 飛鳥好きの方々の参加を歓迎いたします。

参加申し込みは、
ブログorメールにて。


 

   活動予定

  ☆   集合時間を11時30分に変更しました。  (変更日 3月24日)
       集合場所 飛鳥庵
       講演開始 12時30分

  • 第一回 定例会
    • 3月31日(土曜日) 午後1時30分開催
    • 午後12時30分 飛鳥庵 集合
    • 会場 橘寺往生院
    • 吉野宮滝への道 ─菅原道真「宮滝御幸記略」をめぐって─
    • 講師 奈良大学文学部 滝川助教授


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 費用 

 会場(往生院)使用料金と
入山料金が必要です。


 使用料金は、5000円を
参加人数で等分 割します。

 入山料は、特別なご配慮で
200円になります。

別バージョンの
第一回定例会ポスター(PDF版)


   講演の概要

        吉野宮滝への道─菅原道真「宮滝御幸記略」をめぐって─ 

菅原道真といえば、学問の神様、大宰府での客死、北野天神という印象が強いことと思います。

 では、道真と奈良との関係はどうでしょうか。
 歴史に詳しい方なら、菅原氏がもともと土師氏であり、その姓が、大和国添下郡菅原郷(現・奈良市菅原町)に由来することをご存知でしょう。土師氏から菅原氏に改姓した、土師古人の曾孫が道真に当たります。

 では、道真自身と奈良との関係といえば、どうでしょうか。
 その一つの資料として、今回は、道真が吉野へ赴いたときの記録を読んでみたいと思います。

 昌泰元(898)年冬、前年に天皇の位を息子・醍醐に譲った宇多上皇は、多くの近臣を引き連れ、吉野宮滝への御幸を試みます。この時の状況を、道真が書き残しています。但し、残念なことに記録そのものは失われてしまい、現在は、『扶桑略記』という史書に省略した形で残されています。「宮滝御幸記略」と仮称していますが、この記録を見ると、断片的ではありますが、奈良、吉野への行程を追いかけることができます。できるだけ丁寧に資料を読みながら、吉野への道を辿りたいと思います。

 吉野への実際の行程については、私などよりも、皆さんの方がお詳しいのではないかと思います。資料を紹介しながら、皆さんのご意見もお聞きしたいと思っています。

     滝川先生が、講演内容の概要をお知らせくださいました。