両槻会(ふたつきかい)は、飛鳥が好きならどなたでも参加出来る隔月の定例会です。 手作りの講演会・勉強会・ウォーキングなどの企画満載です。参加者募集中♪


両槻会第16回定例会散策資料集2


関連資料

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関連年表 用語一覧 瓦当文様 推定出現年表 中国・韓半島対照年表
中国・韓半島関連地図 散策マップ 散策資料 レポート



 関 連 年 表 

欽明 7538

百済・聖明王より釈迦仏の金銅像一体・幡蓋若干・経論若干が伝えられる。(元興寺伽藍縁起并流記資材帳)(書紀では、欽明13年)

13552

10

蘇我稲目が、百済・聖明王の仏像を貰い受け、小墾田の家に安置。向原の家を寺とする。

15554

2

百済より、僧・曇慧らと五経・易・暦・医博士らが交替で派遣される。

敏達 6577

11

百済より、経論若干・律師・比丘尼・呪禁師・造仏工・造寺工などが伝えられる。これを難波の大別王の寺に配置する。

8578

新羅から仏像が伝えられる。

13584

      9

馬子が、鹿深臣・佐伯連の請来品の石の弥勒像と仏像を貰い受ける。馬子が、邸宅の東方に仏殿を建て、石の弥勒像を安置する。また、石川の家に仏殿を造る。仏法の師として、播磨の還俗僧・恵便を探し出す。善信尼らが出家する。

14585

2
3

 6

蘇我馬子が大野丘の北に塔を立てる。
物部守屋らが、塔を倒して仏殿を焼き、焼け残った仏像を難波の堀江に捨てる。善信尼らを海石榴市で鞭打つ。
物部守屋、三人の尼を馬子に返還する。

用明 2587

6
7

善信尼が戒律習得のために、百済留学を願い出る。
物部守屋滅ぶ。(崇排仏戦争、蘇我氏勝利)
馬子、飛鳥寺の造営を発願。

崇峻元(588

整地と着工(飛鳥寺)
飛鳥衣縫造の祖樹葉の家を取り壊して作る。
百済より ・僧恵総・令斤・恵ショクが使わされ舎利を献上する。
 ・僧・・聆照律師・令威・恵衆・恵宿・道厳・令開
 ・寺院建築工・・太良未太・文ケ古子
 ・露盤博士・・・・将徳白昧淳
 ・瓦博士・・・・・・麻奈文奴・陽貴文・陵貴文・昔麻帯弥 
 ・画工・・・・・・・・白加
善信尼らが受戒を受けに百済へ立つ。

崇峻 3590

3
10

善信尼らが帰国し、桜井寺に住む。
山に入って寺(飛鳥寺)の用材を伐った。

崇峻 5592

10
12

(飛鳥寺の)仏堂と歩廊の工を起こした。
皇后(推古天皇)豊浦宮にて即位。

推古元(593

1

(飛鳥寺の)仏舎利を塔心礎に安置し、塔の心柱を建てた。
等由等宮を寺と成す。(元興寺伽藍縁起并流記資材帳)
難波・荒坂に四天王寺を造り始める。

2594

2

皇太子(聖徳太子)と大臣に詔し、三宝の興隆を図る。
多くの臣・連たちは、きそって仏舎を造る。

3595

高麗(高句麗か?)僧・慧慈が帰化し、皇太子(聖徳太子)の師となる。
百済僧・慧聡が来朝する。

4596

11

法興寺(飛鳥寺)、落成。馬子の長子・善徳臣が寺司に任じられる。
慧慈、慧聡が法興寺(飛鳥寺)に住まう。

10602

10

 閏10
百済僧・観勒が来朝する。
暦の本、天文地理の本、遁甲術の本を持参する。
高麗(高句麗?)僧・僧隆、雲聡が来朝・帰化する。

11603

10

11

推古天皇、小墾田宮に遷居。
皇太子(聖徳太子)所持の仏像を貰い受け、秦河勝が蜂岡寺を造る。

12604

4

十七条憲法発布
「二にいう。篤く三宝を敬うように。三宝とは仏・法・僧である。 ・・・」

13604

4

銅と繍との一丈六尺の仏像を各一躯造り始める。
鞍作鳥が造仏工に任じられる。
高句麗・大興王より、大仏の鋳造用に黄金300両が伝えられる。

14606

4

金銅と繍の丈六釈迦仏を安置。
(元興寺伽藍縁起并流記資材帳には、609年)

17609

5

百済からの修道者11人、上表し許され飛鳥寺へ居住する。

18610

3

僧・曇徴、法定らが渡来する。

23615

11

僧・慧慈が帰国する。

24616

7

新羅から仏像が伝えられる。

31623

7

新羅と任那から仏像一体、金塔、舎利などが伝えられる。
それらのうち、仏像を葛野の蜂岡寺、その他を四天王寺に納める。

32624

4
7

僧正・僧都などを任命し、寺院・僧尼の統一を図る。
寺及び僧尼を調査し、各寺の縁起などを記録する。
このとき、寺は46ヶ寺、僧816人、尼569人。

33625

1

高句麗僧・恵灌が渡来し、僧正に任じられる。

36628

これよりまえ、豊浦寺に山背大兄皇子が滞在する。

舒明 6634

1

豊浦寺塔の芯柱を建てる。(聖徳太子伝暦)

朱鳥元(686

12

豊浦寺など五寺(大官大寺・飛鳥・川原・小墾田豊浦・坂田)で、無遮大会を行う。





 用 語 一 覧 

鬼板(オニイタ)

鬼瓦と同じ箇所に用いられたとされる板状の瓦

改笵(カイハン)

使用による劣化等の為に瓦の型を修正すること
珠点や輪郭など彫りなおしが行われる事が多い

間弁(カンベン)

蓮華紋の花弁と花弁の間の部分 (下図参照)
楔形のものが多く、時折線状のものも見受けられる

瓦当(ガトウ)

軒丸瓦、軒平瓦等の文様部分

瓦笵(ガハン)

瓦の形を取るための型のこと。木製・凹型のものが多い

瓦窯(ガヨウ)

瓦を焼成するための窯

側柱(ガワバシラ)

建物などの一番外側の柱

基壇(キダン)

建物部分より一回り大きな建物などの基礎部分

行基式(ギョウキシキ)

屋根に葺き上げるときの丸瓦同士のジョイント部分に造作のないもの。行基葺き

四天柱礎(シテンチュウソ)

塔の心柱を取り巻く四本の柱の礎石

珠点(シュテン)

点(半円球)の文様の呼び名。(下図参照)

玉縁式(タマブチシキ)

屋根に葺き上げるときの丸瓦同士のジョイント部分に段差のあるもの

中房(チュウボウ)

瓦当中央にある円
(ヒマワリで例えると種のなるところ)(下図参照)

同笵瓦(ドウハンガワラ)

作成時の型(瓦笵)が同じ瓦

土壇(ドダン)

土で築いた壇。建物などの基礎部分や建物跡などの規模を復元する場合に施される壇状の盛り土。

柱座(ハシラザ)

柱を立てやすいよう礎石上面に平坦に作り出された部分

笵傷(ハンショウ)

瓦笵に付いた傷

版築(ハンチク)

地盤を固める為に、質の異なる土や砂などを数cm単位で幾層にも突き固めていくこと

蓮子(レンシ)

中房内にある珠点(下図参照)


瓦当文様の各部名称



 瓦当文様 推定出現年表 

年代

建立寺院(推定)

軒瓦の紋様

 

600

飛鳥寺(588
豊浦寺
斑鳩寺
中宮寺
四天王寺
奥山廃寺
坂田寺
船橋廃寺

素弁瓦当
    

百済系(花組 ・ 星組)

610

 

620

新羅系(高句麗新羅系)軒丸瓦

630


軽寺

奥山廃寺式軒丸瓦

   忍冬紋軒丸瓦

640


百済大寺(639)

   船橋廃寺式軒丸瓦

  単弁瓦当
   坂田寺式軒丸瓦


    吉備池廃寺式軒丸瓦

650

山田寺(641)

   山田寺式軒丸瓦




中国・韓半島対照年表





中国・韓半島関連地図





散策ルートマップ


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