しかし、あい坊先生の記事を読んで、その意味するものを掴んでいただければ、また興味も増すのではないかと思います。
【7】 「春の特別展」
(12.3.30.発行 Vol.130に掲載)
この時期は、別れと出会いの季節ですね。皆さんの中にも、職場や学校など環境が変わった方も居られることでしょう。なにかしら落ち着かない日々が続きますが、こんな時だからこそ、大きく深呼吸をしてみるのも良いのではないでしょうか。飛鳥の菜の花畑の真ん中で、ふー!っとしてみると気持ちが良いですよ♪ そんなことが、きっと新年度への活力になると思います。皆さんも是非♪
各資料館・博物館で、春の特別展やそれに関連する講演会・イベントの予定が出てきました。飛鳥情報のコーナーで出来るだけ紹介したいと思っているのですが、スタッフが気付かなかった情報がありましたら、是非お知らせください。
風人は、とりわけ飛鳥資料館の春期特別展を楽しみにしています。「比羅夫がゆく‐飛鳥時代の武器・武具・いくさ‐」というテーマなのですが、両槻会では第15回定例会として、今回も関連の講演をされる豊島直博先生を講師にお招きし「飛鳥時代の戦いと武器-大化改新の時、蘇我氏はどのような武器で戦ったのか?-」を開催しました。両槻会HPの関連ページを参照してください。
第15回定例会 咲読
この定例会の担当スタッフであった私には、とても思い出深い回になっています。今でもgoogleの画像検索で「飛鳥時代の武器」などを調べてみると、風人作の画像がトップに掛かります。実は、刀剣甲冑のイラストを随分と描きました。必死に調べて、ついには難解な軍防令まで読んだのを覚えています。講演会では、豊島先生が貴重な資料まで会場にお持ちくださり、本物の鉄鏃などに心を躍らせました。今回の特別展では、その復習と定例会の記憶を蘇らせながら楽しみたいと思っています。ご興味のある方は、飛鳥資料館に足を運んでくださいね。
さて、前号からの間に、風人は特別回の足慣らしのウォーキングを続けていました。といっても1回につき13~14kmなのですけど、梅の花咲く田舎道をてくてくと歩いていました。下見というわけではないのですけど、2回に分けて特別回「紀路踏破」の予定コースをすべて歩くことが出来ました。危険な場所やトイレの確認などが出来たので、スタッフとしての役目も少しは果たせたかも知れないと思っています。
まだ肌寒い日が続いていますが、梅が咲き、タンポポや菜の花も咲いています。また、桜の蕾が大きくなってきました。潜んでいた春が、いよいよ出番を迎えているのを感じます。
これまでの特別回では、様々な趣向を考えてきましたが、今回の特別回でも「有間皇子の変」をテーマにした軽いノリの有間皇子ごっこを企画しています。そのシナリオも、もうすぐ出来上がります。参加の皆さんも、どうぞお楽しみに。(^^) また、今回は参加していただけない皆さんにも、特別回の報告ページでシナリオを公開しますので、お待ちくださいね。参加の方は、足慣らしをしておいてくださいね。
【8】 「花見」
(12.4.13.発行 Vol.131に掲載)
皆さんは、花見をされましたか。今年は3月になって寒い日が続きましたし、4月になって雪が散るような天気もありました。実感としては、満開も1週間遅れているように感じます。しかし、ここに来てようやく景色も華やかになってきました。満開が土日を外しましたから、飛鳥の満開の桜をお届け出来ないのですが、先週末の甘樫丘豊浦展望台の桜を撮ってきました。
 豊浦展望台の桜 |
全体にはまだ6~7分咲きといったところだったのですが、南側の枝だけが陽当たりが良いのでしょうか、満開に近い状態になっていました。遠景の山は耳成山です。この日は、お天気も良く、行楽客で展望台も満員でした。もう少しアングルを下げたかったのですが、実は写真の下にはブルーシートに座り込んだグループが・・・残念でした。
風人は、先週土曜日に奥飛鳥に向かったのですが、とても寒い一日でした。なんと栢森に到着した頃には、雪が散ってきたのです! 汗かきの風人は、ウォーキングの時は薄着なのですが、おかげでとても寒い思いをしました。4月上旬になって雪を見たのは、人生初めてかも知れません。霙程度は何度か経験したように思うのですけど、雪には驚かされました。体を温めたくて急いで石舞台に向かったのですが、下りてきても風が強く吹いていたので、さっさと帰路についた次第です。
ここ数年ゆっくり花見をしたことが有りませんので、来年こそは・・・、と鬼が笑うようなことを考えています。(笑)
さて、明日は、いよいよ特別回「紀路踏破」です。参加の皆さんは、距離に対する不安もあると思いますが、とりあえずは元気に集合場所にお越しください。ロングウォーキングのコツの一つは、緊張しないで歩くことだそうです。不安な気持ちを捨てて楽しく歩けば、きっと距離も伸びるでしょう。楽しく過ごしましょうね♪
【9】 「飛鳥資料館の春期特別展」
(12.4.27.発行 Vol.132に掲載)
皆さん、良い季節になりましたね。歩いていますか? 自然の中に入ると新緑がとても爽やかで、風も山も輝いているようです♪ 稲渕の棚田では、ヒバリや鶯の鳴く中で菜の花や蓮華が咲いています。そして、里では終わってしまった桜が、遠くの山の中で咲いているのが見えます。ふらっと出歩くには、良いシーズンになりましたね。是非、飛鳥へおいでください。足を延ばして奥飛鳥へ向かうと、栢森では幾つもの鯉のぼりが薫風に靡いていますよ。
さて、14日に行いました特別回の報告です。紀路踏破-有間皇子追慕の道を行く-は、全長25kmの長旅でしたが、参加者20名全員が完歩することが出来ました。実質的には28kmほどを歩いたと思われますが、驚くほどに疲れも無く、無事に奈良・和歌山県境を越えることが出来ました。一人で歩くと、とてもこのように楽に歩けないのですが、参加者のマンパワーを分けていただけるのか、意外に簡単にゴールに到着してしまったという印象でした。午前中は、小雨の降り続く天気だったのですが、巨勢寺の子院の一つと言われる正福寺さんのおかげで、本堂の縁を借りて食事が出来たり、トイレを貸していただいたり、様々な便宜を図っていただきました。心よりの感謝を申し上げます。
後半は、雨も上がり心地良いウォーキング日和になりました。街道の名残をとどめる吉野口辺りや五條市新町の街並み、そして、道端に立つ道標は何人の旅人を導いてきたのでしょうか。飛鳥からの長旅の疲れを忘れさせるような吉野川の広々とした景色、選択したルートが正しいことを証するかのように沿って走る鉄道、この旅の中には様々な思いを寄せる光景が展開されました。スタートからゴールまで、苦痛なことは何一つ起きず快適なロングウォーキングでした。参加の皆さん、ありがとうございました。ウォーキングの様子は、参加者の
tubakiさんがレポートを書いてくれています。
また、両槻会のサイトには、この道中で行いました寸劇のシナリオを公開しています。道中では、時間短縮のためにカットバージョンでの公演になりましたが、参加者全員が何らかの役を担当して、アドリブも利かせながらの熱演になりました。ページでは、
フルバージョンのシナリオをお楽しみください。シナリオは、サポートスタッフのyukaさんが作成してくれました。
さて、風人は先週末、飛鳥資料館の春期特別展「比羅夫がゆく-飛鳥時代の武器・武具・いくさ-」を見学してきました。展示担当の学芸員さんによるギャラリートークに合わせて行ったのですが、細かな点をより意識して見学出来たように思います。両槻会では、第15回定例会として飛鳥時代の武器や戦いを取り上げたのですが、その折に勉強した大刀や弓矢の本物を見ることが出来、とても興味深く見学しました。皆さんも、足を運ばれる折には、第15回定例会の咲読やレポート・資料集をご覧いただいてから見学していただければと思います。風人には、その時に教えていただいた蘇我氏の大刀といわれる「双龍環頭大刀」や物部氏のものだとされる「頭椎大刀」、また、両槻会には時期的にぴったりの有間皇子墓だとされる岩内1号墳出土の「銀線蛭巻大刀」などが、特に興味深い展示品でした。出来れば、紀路踏破の寸劇の小道具として有間皇子役や、風人が演じました蘇我赤兄に持たせたかったと思ったのは内緒です。(笑)
【10】 「第32回定例会無事終了」
(12.5.11.発行 Vol.133に掲載)
5日、五月晴れの下、第32回定例会を無事に終了することが出来ました。森郁夫先生の講演を中心に、充実した定例会を実施できたのではないかと思っております。お世話になりました先生方に、厚く御礼を申し上げます。また、参加していただいた皆さん、ありがとうございました。
詳しくは、定例会レポートをお読みいただければと思いますが、この日に行いました企画を皆さんにも紹介しておきたいと思います。
当日午前中は、恒例になりました事前散策を実施しました。
主に、森先生のお話に出てくる場所を、実際に知っていただくのが目的です。それともう一つには、奈文研藤原宮資料室に展示される瓦を見ていただくのを主眼としていました。お話の中に出てくる瓦の瓦当文様だけでも頭の中に思い描くことが出来るなら、講演の理解度も大きく違ってくると考えての企画でした。
ウォーキングでは小山廃寺、大官大寺などを巡りましたが、風人の案内でその規模や立地などが分かっていただけたでしょうか・・・、かなり不安です。今回は、藤原京の条坊も関連してきますので、現地で条坊との位置関係も示したのですが、時間に限りがありましたので充分には案内できなかったのが残念です。配布資料を、是非読み返していただければと思います。
藤原宮資料室では、特別展示「埋もれた大宮びとの横顔 -藤原宮東面北門周辺の木簡-」を見学し、山本崇先生のギャラリートークを聞くことが出来ました。ゆっくり見学する時間は有りませんでしたが、先生のお話を聞きながら、木簡の世界にも浸っていただけたと思います。
飛鳥資料館では、春期特別展「比羅夫がゆく-飛鳥時代の武器・武具・いくさ-」を見学し、ここでも加藤真二先生にギャラリートークをお引き受けいただきました。展示をざっと見ていただくより、はるかに展示品を仔細に見ることができたように思います。
講演は帝塚山大学の森郁夫名誉教授が、「小山廃寺(紀寺跡)を考える」と題して90分の講演をしてくださいました。小山廃寺は、建立の経緯や発願者や更には寺院の名称すらも分からず、「小山廃寺」と呼ぶしかない謎の寺跡です。手がかりは、出土する雷文が配された小山廃寺式軒丸瓦や僅かな考古学資料と数点の文献だけです。それらを検討する中で、百済大寺・高市大寺・大官大寺・大安寺と繋がる官寺の系譜がどうクロスしてくるのかが興味深い点でした。
いや~面白いです♪ 歴史の断片を組み立てて行く過程は、とても楽しいものです。ジグソーパズルのピースが嵌るように、全ての謎が解き明かされるのを期待しましょう♪
定例会には、甲斐弓子先生もお越しくださり、関連したお話と次回定例会の紹介もしていただきました。また、岡一彦先生には、講演でも話が出ました海会寺の紹介をしていただきました。両先生には、10分という短い時間しか話していただけませんでしたが、さらに充実した定例会に出来たのではないかと思っています。
今定例会は、森郁夫先生という偉大な先生をお迎えしての定例会でした。スタッフも緊張していたのですが、先生のお人柄により直ぐに緊張は解れ、楽しく充実した一日になりました。森先生、ご支援くださった先生方、参加の皆さん、ありがとうございました♪
【11】 「飛鳥ウォーキング」
(12.5.25.発行 Vol.134に掲載)
第32回定例会の報告ページ(散策資料・参考資料・レポ―ト)の作成・公開も終わり、只今、ほっと一息入れています。こんな時にこそ勉強をして、知識を積み重ねたいところなのですが、人間そう頑張れるものではないですね。(^^ゞ
まっ、風人が怠け者だと言うだけのことかも知れませんが。
先日、飛鳥を大学の先生方に案内していただいて歩いてきました。橿原神宮前駅から川原寺までのいつも歩いているコースだったのですが、風人には良い機会になりました。というのは、σ(^^)が案内して歩くことは多いのですが、案内していただくことは全くと言ってよいほど無いからです。特に、初心者向けの案内を耳にする機会はありませんでした。このウォーキングで学んだことは、たくさんありました。これをどう生かしていくか、皆さんに出来るだけ分かりやすく話すにはどう話せば良いのかを考えてみたいと思っています。分かりやすい案内というのは、説明する人の知識量がとても重要なのですね。その辺りに、説得力というか話の重みが関係しているのでしょう。風人には、とても難しい課題です。(^^ゞ
上っ面の知識の披露では案内とは言えませんから、反省しきりの風人です。頑張ります!
さて、皆さんにお知らせがあります。次号より、飛鳥遊訪マガジンをリニューアルすることになりました。レイアウトも若干変わりますが、記事構成を変えてみようと思っています。あっ!先生方の寄稿は変わりませんので、ご安心ください。
飛鳥遊訪マガジンは、文字数が多くて読むのも大変だ!とよく耳にします。書くのも大変なのですけどね。(笑) たぶん一般的なメルマガサイズの2~3倍の文字数なのではないかと思います。それで、少しコンパクトにしようと思っています。記事は、三つを基本として、寄稿と咲読と、特別寄稿・飛鳥話・読者投稿から一つを取り上げて、構成します。飛鳥情報やお知らせのコーナーは、従来通りです。
一番変わるのは、風人が担当しています時遊録です。巻頭記事から飛鳥話のコーナーに移ることになりました。他の飛鳥話と同じくローテーションで登場することになりましたが、引き続きよろしくお願いします。m(__)m
スタッフ一同、皆さんにより良い記事を送れるように努力しております。変わらぬご支援とご愛読をお願いします。